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- 【7月米ISM製造業指数】非常に良好、雇用指数も大幅上昇
2014年08月04日
【要旨】
結果の概要:非常に良好
8月1日、米サプライマネジメント協会(ISM)は製造業の景況感を示す7月の製造業指数(PMI)を公表した1。結果は57.1となり、前月(55.3)からさらに上昇し寒波前の水準を回復、市場予想の56.0(Bloomberg集計の中央値)も上回った(詳細はPDFを参照)。
7月は総合指数だけでなく、項目別の指数も非常に好感できる内容だった。特に、新規受注指数と雇用指数が大幅に改善していることから、良好な事業環境が続き、雇用改善を伴う景気回復シナリオへの期待が高まる内容だったと言える。
1 ISMが企業の購買担当者に対し、新規受注や生産などの10項目について、前の月と比較して「良くなっている」「変わらない」「悪くなっている」のいずれに該当するのかをアンケートにより調査して、算出したDI(拡散指数、調査する10項目は図表2参照)。具体的な良くなっている=1、変わらない=0.5、悪くなっている=0として平均したものが、各項目の指数となる。例えば、すべての回答者が「良くなっている」と回答すると100%、「悪くなっている」と回答すると0%となる。回答項目うち、新規受注、生産、雇用、入荷遅延、在庫の5指数について、均等に(=それぞれウェイト20%で)平均した総合指数を特にPMIと呼ぶ。本稿では、この5指数をPMIの構成指数と呼んでいる。
結果の概要:非常に良好
8月1日、米サプライマネジメント協会(ISM)は製造業の景況感を示す7月の製造業指数(PMI)を公表した1。結果は57.1となり、前月(55.3)からさらに上昇し寒波前の水準を回復、市場予想の56.0(Bloomberg集計の中央値)も上回った(詳細はPDFを参照)。
7月は総合指数だけでなく、項目別の指数も非常に好感できる内容だった。特に、新規受注指数と雇用指数が大幅に改善していることから、良好な事業環境が続き、雇用改善を伴う景気回復シナリオへの期待が高まる内容だったと言える。
1 ISMが企業の購買担当者に対し、新規受注や生産などの10項目について、前の月と比較して「良くなっている」「変わらない」「悪くなっている」のいずれに該当するのかをアンケートにより調査して、算出したDI(拡散指数、調査する10項目は図表2参照)。具体的な良くなっている=1、変わらない=0.5、悪くなっている=0として平均したものが、各項目の指数となる。例えば、すべての回答者が「良くなっている」と回答すると100%、「悪くなっている」と回答すると0%となる。回答項目うち、新規受注、生産、雇用、入荷遅延、在庫の5指数について、均等に(=それぞれウェイト20%で)平均した総合指数を特にPMIと呼ぶ。本稿では、この5指数をPMIの構成指数と呼んでいる。
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