- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- トリエンナーレの時代――国際芸術祭は何を問いかけているのか
■要旨
瀬戸内国際芸術祭2013、あいちトリエンナーレ2013、十和田奥入瀬芸術祭、神戸ビエンナーレ2013、中之条ビエンナーレ2013。昨年、全国各地で開催されたトリエンナーレ、ビエンナーレ形式の大規模な芸術祭である。今年は、3月下旬から5月上旬に中房総国際芸術祭いちはらアート×ミックスが開催され、夏にはヨコハマトリエンナーレ2014、札幌国際芸術祭2014、そして秋には国東半島芸術祭も開催予定だ。トリエンナーレは3年に1回、ビエンナーレは2年に1回開催される国際美術展・芸術祭で、海外ではヴェネチア、ドクメンタ(独カッセル)、ミュンスター彫刻プロジェクト(独、ミュンスター)、リヨン、リバプール、サンパウロ、イスタンブール、光州(韓国)、釜山、広州(中国)、台北、シンガポール、シドニーなどの例が知られている。
しかし、ひとつの国で、これほど多くの大規模かつ多様なトリエンナーレが開催されている国は日本をおいて他にないのではないか。しかもそのほとんどが2000年以降に創設されたものである。
本稿では、国内外のトリエンナーレの開催状況を整理した上で、日本の主要なトリエンナーレの目的や事業内容、成果などを検証し、トリエンナーレの意味や社会的な役割を考察したい。
(2014年07月03日「ニッセイ基礎研所報」)
このレポートの関連カテゴリ
関連レポート
吉本 光宏 (よしもと みつひろ)
研究・専門分野
吉本 光宏のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2023/07/11 | 個人寄付から社会を変える-新型コロナの経験を活かすために | 吉本 光宏 | ニッセイ基礎研所報 |
2023/06/07 | Achieving world peace through art and culture: A declaration at the Busan International Cultural Forum | 吉本 光宏 | 研究員の眼 |
2023/05/25 | 文化から平和を考える-釜山国際文化フォーラムに出席して | 吉本 光宏 | 研究員の眼 |
2022/11/22 | DON’T FOLLOW THE WIND-未だ終わらぬ東日本大震災と福島第一原発事故 | 吉本 光宏 | 研究員の眼 |
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年09月17日
タイの生命保険市場(2023年版) -
2024年09月17日
25年以上言われ続けている「若者の海外離れ」問題-若者の「海外旅行離れ」に関する私論的考察 -
2024年09月17日
ハロウィンジャンボの楽しみ2024-一攫千金のドキドキ感と100万円以上当せんのワクワク感の配分は? -
2024年09月17日
どうなる?中国の不動産市場~三中全会の改革要点からみる不動産市場回復策のねらい~ -
2024年09月17日
ロシアGDP(2024年4-6月期)-減速したものの前年比4%台の高成長
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年07月01日
News Release
-
2024年04月02日
News Release
-
2024年02月19日
News Release
【トリエンナーレの時代――国際芸術祭は何を問いかけているのか】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
トリエンナーレの時代――国際芸術祭は何を問いかけているのかのレポート Topへ