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年代に応じて異なる住み替え派アクティニアの住まいへの要求~アクティニアもリノベーションに着目か~
社会研究部 都市政策調査室長・ジェロントロジー推進室兼任 塩澤 誠一郎
■要旨
拙著「アクティニアが住まいに求めるもの」では、今後、アクティニアのライフスタイルにフィットしない戸建持ち家から、賃貸住宅に住みかえるアクティニアが増えると考え、将来住み替えを希望している「住み替え派」アクティニアが、賃貸住宅に求める傾向を分析した。
しかし、同じ住み替え派でも年齢や就業状況によって住まいへのニーズが異なるはずである。そこで本稿では、定年を住み替えの一つの契機と捉え、現役が多くを占める50~59歳、多くが定年を迎える60~65歳、大方が定年している66~69歳、多くが定年後一定の期間を経ている70歳以上に区分して、それぞれの住まいに求める傾向を分析した。
その結果を踏まえて、今後、リノベーション住宅が、住み替え派アクティニアの注目を集めるのではないかと予測した。
03-3512-1814
- 【職歴】
1994年 (株)住宅・都市問題研究所入社
2004年 ニッセイ基礎研究所
2020年より現職
・技術士(建設部門、都市及び地方計画)
【加入団体等】
・我孫子市都市計画審議会委員
・日本建築学会
・日本都市計画学会
(2014年02月28日「基礎研レター」)
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