- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- 欧州経済 >
- 欧州経済見通し-債務危機国は下げ止まりも、全体の回復ペースは緩やか-
欧州経済見通し-債務危機国は下げ止まりも、全体の回復ペースは緩やか-
経済研究部 研究理事 伊藤 さゆり
このレポートの関連カテゴリ
- 2013年のユーロ圏は、市場の混乱の再燃を回避、景気後退から脱したが、年初までの落ち込みが響き、年間の成長率は2年連続のマイナス成長となる。
- 14年は周辺の債務危機国が持ち直すが、フランス、イタリア、オランダなど大国の経済が伸び悩むため、プラス成長に転じるものの、0.8%と低水準となる。
- 域内の成長・雇用格差、銀行市場の分断が解消していないが、ユーロ圏経済の回復期待、欧州中央銀行(ECB)が供給した3年物資金前倒し返済などの影響で、金利上昇、ユーロ高圧力が高まりやすくなっている。ECBは政策金利のバイアスを下方とするフォワード・ガイダンスを維持、必要に応じ追加策を実施する構えを継続しよう。
- イギリス経済は住宅市場、個人消費主導で回復が加速、14年の成長率は2.3%、15年は2.0%と世界金融危機後で始めて2%台を回復する見通しである。
- イングランド銀行(BOE)は、成長加速でも余剰生産能力の解消には時間を要すると見ており、利上げを開始するのは15年後半となろう。
このレポートの関連カテゴリ

03-3512-1832
ソーシャルメディア
新着記事
-
2021年01月15日
EUソルベンシーIIにおけるLTG措置等の適用状況とその影響(6)-EIOPAの2020年報告書の概要報告- -
2021年01月15日
新型コロナによる都道府県別の個人消費減少額を試算-緊急事態宣言の再発令でさらなる落ち込みは不可避 -
2021年01月14日
さくらレポート(2021年1月)~景気は持ち直しているが、先行きに慎重 -
2021年01月14日
企業物価指数(2020年12月)―前年比でマイナス幅は徐々に縮小へ -
2021年01月13日
ポストコロナの韓国版ニューディールは成功するか?
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2020年10月15日
News Release
-
2020年07月09日
News Release
-
2020年06月25日
News Release
【欧州経済見通し-債務危機国は下げ止まりも、全体の回復ペースは緩やか-】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
欧州経済見通し-債務危機国は下げ止まりも、全体の回復ペースは緩やか-のレポート Topへ