- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経営・ビジネス >
- 企業経営・産業政策 >
- 日本の財政は持続可能か~財政再建に求められる条件とは?
■見出し
1――はじめに
2――日本国債の神話の背景
3――中長期的な財政状況のシミュレーション
4――今後求められる財政再建に必要な経済政策
5――おわりに
■introduction
欧州債務問題を発端に、金融市場において各国の財政状況が非常に注目されており、ここ数年欧州の国債の金利水準に大きな影響を与えている(図表1)。先進国の国債はかつてリスクフリーの安全資産だと考えられていたが、もはや昔の話になりつつある。
では日本はどうか。日本の財政赤字は先進国中最悪の水準となっており、しかも政府総債務の対名目GDP比率が年々高まり、財政状況の悪化に歯止めがかからない状態に直面している(図表2)。近い将来、厳しい日本の財政状況が金融市場において南欧諸国同様に材料視される日が来るかもしれない。
現在、日本国債の金利水準(10年物)は0.7%~0.8%と低位推移にあり、これまで安定的に消化されてきている。厳しい財政状況に直面しているにも拘らず、なぜ日本国債は安定的に消化され、金利(10年物)は1.0%を下回るほどの低水準で推移しているのであろうか。
本レポートでは、まず日本国債が円滑に消化されている要因を日本特有の構造から考察する。次に今後の中長期的な財政状況をシミュレーションし、最終的に日本の財政が持続していくための具体的な施策を提示していく。
(2013年02月07日「基礎研レポート」)
押久保 直也 (おしくぼ なおや)
研究・専門分野
日本経済、財政
押久保 直也のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2014/09/17 | ニッセイ景況アンケート調査結果-2014年度上期調査 | 押久保 直也 | ニッセイ景況アンケート |
2014/05/13 | 「男性不況」下の専業主婦願望~理想と現実のギャップ | 押久保 直也 | 研究員の眼 |
2014/03/12 | 企業物価指数(2014年2月)~8ヶ月ぶりに前年比1%台の上昇率へ縮小 | 押久保 直也 | 経済・金融フラッシュ |
2014/03/11 | 景気ウォッチャー調査14年2月~消費税増税懸念から先行き判断DIは大幅な低下 | 押久保 直也 | 経済・金融フラッシュ |
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年07月26日
職場における温度、匂い、音等は、どういう人がシンドイと思っているのか -
2024年07月26日
米GDP(24年4-6月期)-前期比年率+2.8%と前期から大幅上昇、市場予想の+2.0%も大幅に上回る -
2024年07月26日
お金の流れでみる日本経済 -
2024年07月25日
消えた580兆円~住宅投資をしても残高の増加は限定的~日本の住宅投資はなぜ「資産化」しないのか~ -
2024年07月24日
中国経済の現状と注目点-好調は持続せず、不動産不況と貿易摩擦で弱り目に祟り目の中国経済
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年07月01日
News Release
-
2024年04月02日
News Release
-
2024年02月19日
News Release
【日本の財政は持続可能か~財政再建に求められる条件とは?】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
日本の財政は持続可能か~財政再建に求められる条件とは?のレポート Topへ