- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経営・ビジネス >
- 仕事と生活の調和(ワークライフバランス) >
- IT技術の発達がユビキタスワークを可能にする!
まさに夢のような生活がIT 技術の発達や普及により、現実のものになる可能性が高まっている。今までIT技術を活用した柔軟な働き方は「テレワーク」と呼ばれ、徐々に普及してきた。最近はiPhoneやiPadなどが登場してきており、労働者はより時間や場所の制約なく働くことが可能になった。知人の労働経済学者がこれを「テレワーク」と区別し、「ユビキタスワーク(ubiquitous work)」として取り上げていたので筆者も興味深く思った。
英語のubiquitousという言葉には、誰もがいつでもどこからでも情報ネットワークにアクセスできるという意味が含まれている。まさに「テレワーク」の進化型である。既存の「テレワーク」がノートパソコンや携帯電話を主な手段とした働き方だとすると、最近は、タブレットPCやスマートフォンなどを用いることによりポータビリティが高まり 、働く時間や場所の制限もほぼなくなった。
今後、IT 技術はさらなる発展が予想されており、既存の「テレワーク」という働き方も大きな変化が期待される。ここではこのような将来の新しい働き方を既存の「テレワーク」と区別し「ユビキタスワーク」という名前で紹介した。
現在、「ユビキタスワーク」のような柔軟な働き方を実現するインフラは整いつつある。「ユビキタスワーク」実現の日を迎えるためには、ハード面の準備と同時に仕事の進め方や企業や個人の意識の変革などソフト面の準備も進めておく必要がある。
このレポートの関連カテゴリ
生活研究部 上席研究員・ヘルスケアリサーチセンター・ジェロントロジー推進室兼任
金 明中 (きむ みょんじゅん)
研究・専門分野
高齢者雇用、不安定労働、働き方改革、貧困・格差、日韓社会政策比較、日韓経済比較、人的資源管理、基礎統計
03-3512-1825
- プロフィール
【職歴】
独立行政法人労働政策研究・研修機構アシスタント・フェロー、日本経済研究センター研究員を経て、2008年9月ニッセイ基礎研究所へ、2023年7月から現職
・2011年~ 日本女子大学非常勤講師
・2015年~ 日本女子大学現代女性キャリア研究所特任研究員
・2021年~ 横浜市立大学非常勤講師
・2021年~ 専修大学非常勤講師
・2021年~ 日本大学非常勤講師
・2022年~ 亜細亜大学都市創造学部特任准教授
・2022年~ 慶應義塾大学非常勤講師
・2024年~ 関東学院大学非常勤講師
・2019年 労働政策研究会議準備委員会準備委員
東アジア経済経営学会理事
・2021年 第36回韓日経済経営国際学術大会準備委員会準備委員
【加入団体等】
・日本経済学会
・日本労務学会
・社会政策学会
・日本労使関係研究協会
・東アジア経済経営学会
・現代韓国朝鮮学会
・韓国人事管理学会
・博士(慶應義塾大学、商学)
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年04月23日
他国との再保険の監督に関する留意事項の検討(欧州)-EIOPAの声明 -
2024年04月23日
気候変動-温暖化の情報提示-気候変動問題の科学の専門家は“ドラマが少ない方向に誤る?” -
2024年04月23日
今後お金をかけたいもの・金融資産 -
2024年04月23日
今週のレポート・コラムまとめ【4/16-4/22発行分】 -
2024年04月22日
2024年3月、グローバル株式市場は上昇が継続
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年04月02日
News Release
-
2024年02月19日
News Release
-
2023年07月03日
News Release
【IT技術の発達がユビキタスワークを可能にする!】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
IT技術の発達がユビキタスワークを可能にする!のレポート Topへ