- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- アジア経済 >
- 台湾4-6月期GDP:前年比+4.88%~中国依存が強まり、台湾・中国関係が重要に
■見出し
・現状:外需主導
・先行き:中国との関係が重要
■introduction
台湾の行政院主計処(DGBAS)は7月29日、4-6月期の実質域内総生産(GDP)を公表した。成長率は前年同期比(原系列)で4.88%の増加となり、5月時点で同機関が予測した4.64%を若干上回った。なお、4.88%のうち、外需(純輸出)による寄与は3.32%ポイント、内需による寄与は1.55%ポイントとなった。こうした、外需が成長率に大きく寄与する構造は、金融危機前と同じである。今期は、台湾元の上昇による輸出競争力の低下などが外需に影響し、成長速度を1-3月期(前年同期比+6.55%)から落としている。
内需については、個人消費が比較的穏やかではあるものの、着実に成長している。この背景には外需の恩恵を受けやすい製造業を中心に、雇用が順調に回復していることが挙げられる。
(2011年08月03日「経済・金融フラッシュ」)
このレポートの関連カテゴリ
03-3512-1818
- 【職歴】
2006年 日本生命保険相互会社入社(資金証券部)
2009年 日本経済研究センターへ派遣
2010年 米国カンファレンスボードへ派遣
2011年 ニッセイ基礎研究所(アジア・新興国経済担当)
2014年 同、米国経済担当
2014年 日本生命保険相互会社(証券管理部)
2020年 ニッセイ基礎研究所
2023年より現職
・SBIR(Small Business Innovation Research)制度に係る内閣府スタートアップ
アドバイザー(2024年4月~)
【加入団体等】
・日本証券アナリスト協会 検定会員
高山 武士のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2024/09/18 | 欧州経済見通し-景況感の回復に乏しく、成長は緩慢 | 高山 武士 | Weekly エコノミスト・レター |
2024/09/17 | ロシアGDP(2024年4-6月期)-減速したものの前年比4%台の高成長 | 高山 武士 | 経済・金融フラッシュ |
2024/09/13 | ECB政策理事会-予想通り利下げ、今後は引き続きデータ次第 | 高山 武士 | 経済・金融フラッシュ |
2024/09/12 | ロシアの物価状況(24年8月)-前年比伸び率は9%台を維持 | 高山 武士 | 経済・金融フラッシュ |
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年09月19日
資金循環統計(24年4-6月期)~個人金融資産は前年比98兆円増の2212兆円と過去最高に、リスク性資産への投資が進む -
2024年09月19日
家計消費の動向(~2024年7月)-物価高で食料や日用品を抑え、娯楽をやや優先だが温度差も -
2024年09月19日
米住宅着工・許可件数(24年8月)-着工件数は前月、市場予想を上回る。住宅ローン金利の低下が住宅需要に追い風 -
2024年09月18日
日銀短観(9月調査)予測~大企業製造業の業況判断DIは1ポイント低下の12と予想、価格転嫁の勢いに注目 -
2024年09月18日
欧州経済見通し-景況感の回復に乏しく、成長は緩慢
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年07月01日
News Release
-
2024年04月02日
News Release
-
2024年02月19日
News Release
【台湾4-6月期GDP:前年比+4.88%~中国依存が強まり、台湾・中国関係が重要に】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
台湾4-6月期GDP:前年比+4.88%~中国依存が強まり、台湾・中国関係が重要にのレポート Topへ