- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- ジェロントロジー(高齢社会総合研究) >
- 高齢者のQOL(生活の質) >
- ジェロントロジーの役割と期待
ジェロントロジーの役割と期待
生活研究部 主任研究員・ジェロントロジー推進室兼任 前田 展弘
このレポートの関連カテゴリ
■目次
1--------はじめに ~寿命革命と急速な高齢化
2--------長寿化・高齢化の課題と可能性
3--------ジェロントロジーとは
4--------これからのジェロントロジー
■introduction
戦後まもない1947年の日本人の平均寿命は男性50.06歳、女性53.96歳であり、1950年時点での人口に占める65歳以上の高齢者の割合(高齢化率)は4.9%であった。それから約半世紀を経た2008年の段階では、平均寿命は男性79.29歳、女性86.05歳、高齢化率は22.1%となった。わずか半世紀の間に我々は、平均寿命の30年延長という驚異的な「寿命革命」を達成するとともに、急速な高齢化を体験したのである。今後も長寿化、高齢化の傾向は続くと予測され、人生90年時代、高齢者が人口の3人に1人となるような本格的な超高齢社会も近い将来訪れることになる(注1)。
長寿化、高齢化していくこと、つまり長生きできる高齢者が増えていく社会になることは、本来、喜ばしいことである。医学の発展、公衆衛生の整備、社会保障の充実といったことを背景とする先進国ならではの恵まれた事象である。しかしながら、必ずしも手放しでそのことを喜べない現実もある。本稿では、長寿化、高齢化に伴う2つの課題解決に向けて、今注目を集める「ジェロントロジー」について、その役割と期待を概説する。
このレポートの関連カテゴリ

生活研究部 主任研究員・ジェロントロジー推進室兼任
前田 展弘 (まえだ のぶひろ)
研究・専門分野
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)、超高齢社会・市場、QOL(Quality of Life)、ライフデザイン
03-3512-1878
ソーシャルメディア
新着記事
-
2022年06月29日
新型コロナ感染症拡大によって、どんな人が結婚したいと感じたか -
2022年06月28日
今週のレポート・コラムまとめ【6/21~6/27】:まるわかり“実質実効為替レート”~“50年ぶりの円安”という根深い問題 -
2022年06月28日
AIの時代、どこから先を信じるか-ブラックボックスにどう対処する? -
2022年06月28日
3年に一度の介護保険制度改正の議論が本格始動-ケアプラン有料化などが焦点、科学的介護、人材不足対応も -
2022年06月28日
「仙台オフィス市場」の現況と見通し(2022年)
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2022年06月28日
News Release
-
2022年05月17日
News Release
-
2022年04月21日
News Release
【ジェロントロジーの役割と期待】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
ジェロントロジーの役割と期待のレポート Topへ