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- 2009~2011年度経済見通し~09年7-9月期GDP2次速報後改定
2009年12月10日
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- 2009年7-9月期のGDP2次速報は、設備投資、民間在庫の下方修正などから、実質GDP成長率が1次速報の前期比1.2%(年率4.8%)から前期比0.3%(年率1.3%)へと大幅に下方修正された。
- GDP2次速報の結果を受けて、11月に発表した経済見通しの改定を行った。実質GDP成長率は2009年度が▲2.9%、2010年度が1.4%、2011年度が2.0%と予想する。足もとの実績値が大幅に下方修正されたことを主因に、2009年度の成長率見通しを▲0.3%下方修正した。
- 景気は個人消費の息切れや公共事業の大幅減少などから2010年前半にかけて減速することが見込まれるが、海外経済の回復を背景とした輸出の下支えが続くため、景気腰折れは回避されるだろう。
- 日本経済は2009年4-6月期以降、3年間にわたりプラス成長を続けると予想しているが、それまでの落ち込み幅があまりに大きかったため、2011年度末の実質GDPはピーク時よりも3%以上低い水準にとどまる。実質GDPが元の水準に戻るのは2012年度以降となるだろう。
(2009年12月10日「Weekly エコノミスト・レター」)
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経歴
- ・ 1992年:日本生命保険相互会社
・ 1996年:ニッセイ基礎研究所へ
・ 2019年8月より現職
・ 2010年 拓殖大学非常勤講師(日本経済論)
・ 2012年~ 神奈川大学非常勤講師(日本経済論)
・ 2018年~ 統計委員会専門委員
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