2009年08月07日

8月BOE金融政策委員会:信用収縮を警戒、量的緩和の拡大を決定

経済研究部 常務理事 伊藤 さゆり

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■見出し

・政策金利は0.5%で据え置き、量的緩和の枠は1750億ポンドに拡大
・インフレ報告は12日、議事録は19日公開

■introduction

イングランド銀行(BOE)は5~6日に金融政策委員会(MPC)を開催、政策金利の0.5%での据え置きと3月に開始したBOEの資金による中長期国債等の資産買い取り(量的緩和)枠の拡大を決めた。
景気底入れの兆候が見られる中での当初設定した上限を超える量的緩和拡大という意外な決定のベースには信用収縮のリスクについての根強い警戒感がある。

(2009年08月07日「経済・金融フラッシュ」)

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経済研究部   常務理事

伊藤 さゆり (いとう さゆり)

研究・専門分野
欧州の政策、国際経済・金融

経歴
  • ・ 1987年 日本興業銀行入行
    ・ 2001年 ニッセイ基礎研究所入社
    ・ 2023年7月から現職

    ・ 2011~2012年度 二松学舎大学非常勤講師
    ・ 2011~2013年度 獨協大学非常勤講師
    ・ 2015年度~ 早稲田大学商学学術院非常勤講師
    ・ 2017年度~ 日本EU学会理事
    ・ 2017年度~ 日本経済団体連合会21世紀政策研究所研究委員
    ・ 2020~2022年度 日本国際フォーラム「米中覇権競争とインド太平洋地経学」、
               「欧州政策パネル」メンバー
    ・ 2022年度~ Discuss Japan編集委員
    ・ 2023年11月~ ジェトロ情報媒体に対する外部評価委員会委員
    ・ 2023年11月~ 経済産業省 産業構造審議会 経済産業政策新機軸部会 委員

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