- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 金融・為替 >
- 金融政策 >
- ワシントンG7(4/24):年内に世界経済は回復開始、ただし先行きには慎重
ワシントンG7(4/24):年内に世界経済は回復開始、ただし先行きには慎重
総合政策研究部 常務理事 チーフエコノミスト・経済研究部 兼任 矢嶋 康次
このレポートの関連カテゴリ
■introduction
・年内に世界経済は回復開始、ただし先行きには慎重、その他の項目はG20から進展なし
7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)が4月24日ワシントンで開かれた。
世界経済の現状について、「最近のデータには、我々の経済の景気後退速度の鈍化やいくらかの安定化の兆候を示すものも出てきている」と世界経済の急激な悪化がここにきて緩やかになっているとの認識を示した。また先行きについては「経済活動は今後本年内に回復を開始するであろう」と金融危機が始まっていたら初めて回復を声明文の中に盛り込んでいる。ただし、先行きの記述については「下方リスクは継続している」と慎重な言い回しとなっている。
与謝野馨財務・金融・経済財政担当相も声明について、「景気後退はしているが、その速度が鈍化しているという消極的な言い方だ。疑問符付きの表現で最悪期から脱したかもしれないということを間接的に表現したもの」と説明するなど各国ともに先行きについては慎重な発言を強調していた。
今回のG7は、4月3日にG20が開催されたばかりであまり大きな進展はもともと期待されていなかった。実際声明文を比較すると、G20から景気認識部分だけ進展があったが、あとの項目はG20での合意点を列挙したに過ぎなかった。
このレポートの関連カテゴリ

03-3512-1837
ソーシャルメディア
新着記事
-
2022年06月29日
新型コロナ感染症拡大によって、どんな人が結婚したいと感じたか -
2022年06月28日
今週のレポート・コラムまとめ【6/21~6/27】:まるわかり“実質実効為替レート”~“50年ぶりの円安”という根深い問題 -
2022年06月28日
AIの時代、どこから先を信じるか-ブラックボックスにどう対処する? -
2022年06月28日
3年に一度の介護保険制度改正の議論が本格始動-ケアプラン有料化などが焦点、科学的介護、人材不足対応も -
2022年06月28日
「仙台オフィス市場」の現況と見通し(2022年)
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2022年06月28日
News Release
-
2022年05月17日
News Release
-
2022年04月21日
News Release
【ワシントンG7(4/24):年内に世界経済は回復開始、ただし先行きには慎重】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
ワシントンG7(4/24):年内に世界経済は回復開始、ただし先行きには慎重のレポート Topへ