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4月日銀決定会合:証書貸付債権について適格担保範囲の拡大
総合政策研究部 研究理事 チーフエコノミスト・経済研究部 兼任 矢嶋 康次
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■見出し
・適格担保拡大: 証書貸付債権の担保範囲拡大
・景況感: 当面の悪化内容変更、先行きシナリオの点検は30日の展望で
■introduction
日銀は6.7日の金融政策決定会合で政策金利を0.1%に据え置くことを決めた(据え置きは4ヶ月連続)。
政府・日銀の資金繰り対策で年度末は波乱なく越せたが、今後の資金供給手段の拡充として、証書貸付債権について適格担保範囲の拡大を決定した。
今月30日には展望レポートが公表される。この中で09-10年度の成長率など下方修正は間違いない。ポイントとなるのが先行きの回復シナリオ(2009年度後半には経済が持ち直すとのシナリオ)が変更されるか。中長期的な成長期待やインフレ率、海外金融・経済の落ち着き時期などについて日銀の見解が従来と変わるかが注目だ(筆者は、回復シナリオは維持されると見込む)。
日銀の金融政策は、今後も企業金融に絡んでもう一段踏み込んだ措置をとってくるだろう(社債の買取条件緩和など)。ただし、日本経済は消耗戦を強いられており、この先危機モードが高まる可能性が高い。その場合、「インパクト」が必要になり、国債買い入れ増額といったものと同時に、ストレートに利下げ・明示的な量的金融緩和突入といったカードも検討される可能性は高いと見ている。
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