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金融政策・市場の動き(3月)~何でもありの株価対策期待だけが相場の支え、リスク回避のドル高

総合政策研究部 専務理事 エグゼクティブ・フェロー・経済研究部 兼任 矢嶋 康次
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- 世界各国とも金融不安の拡大と景気悪化の長期化に対する警戒感が解けず、株価の底入れは見えない。日本の何でもありの年度末対策期待は、年度を過ぎれば当然「息切れ」が予想される。実体経済が真っ暗な中で株価が反転するかは政策のサプライズなどに頼らざるをえない。
- (日銀金融政策)3月16・17日の決定会合の政策変更の是非は株価次第。このままの状況ならば「なにもなし」。日経平均株価7000円割れ・またはそのリスクが高ければ、企業金融支援策拡大、国債買い入れ増額、利下げなどが検討されるだろう。
- (長期金利)各国巨額財政支出で国債の格下げ懸念が出ているが、金融システム不安再燃、景気低迷長期化、デフレ懸念の台頭などが債券需給を支える。国内長期金利の低位安定基調に変化なし。
- (為替)2月はリスク回避のドル買いの流れに、日本の10-12月GDP悪化や政局不安が円安を加速させた。しばらくドル高の流れが続きそうだ。ただ米国の経済・金融問題が早期で解決することは期待できないため、夏場にかけドル高修正が生じると見る。
(2009年03月06日「Weekly エコノミスト・レター」)
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03-3512-1837
- ・ 1992年 :日本生命保険相互会社
・ 1995年 :ニッセイ基礎研究所へ
・ 2021年から現職
・ 早稲田大学・政治経済学部(2004年度~2006年度・2008年度)、上智大学・経済学部(2006年度~2014年度)非常勤講師を兼務
・ 2015年 参議院予算委員会調査室 客員調査員
矢嶋 康次のレポート
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