- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- 欧州経済 >
- 10月ECB政策理事会:インフレ警戒後退、利下げに布石
■見出し
・景気判断とインフレ・リスクの双方を下方修正
・インフレ鈍化、雇用軟化を見極めた上で12月にも利下げ転換
■introduction
欧州中央銀行(ECB)は2日に政策理事会を開催、4.25%で政策金利の据え置きを決めた。今回の最大の注目点は、前回理事会以降、米国の金融混乱が深まり、欧州でも複数の金融機関が国有化に追い込まれたことを受けたスタンスの変化にあった。トリシェ総裁は声明文で景気判断とインフレ・リスクの双方を下方修正、質疑応答では据え置きと利下げの2つの選択肢を検討したことも明らかにした。
今回の声明文・会見の内容は、利下げへの地ならしと位置づけられるものだ。ECBは年内2回の政策理事会を残しているが、世界的な景気減速を織り込んだ原油価格の低下、ユーロ圏における雇用の軟化でインフレ圧力の「消滅」が確認できるようになる12月の利下げとなる可能性が高いように思われる。
このレポートの関連カテゴリ
03-3512-1832
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年03月19日
韓国政府の優秀外国人材確保政策-その3-韓国政府の他の優秀外国人材の確保政策 -
2024年03月19日
韓国政府の優秀外国人材確保政策-その2-優秀人材特別帰化制度の適用対象を大幅に拡大 -
2024年03月19日
韓国政府の優秀外国人材確保政策-その1-2011年施行された改正国籍法の主な内容 -
2024年03月19日
保険会社の再建と破綻処理等の制度構築の動き(英国)-PRAが「ソルベント・イグジット」の導入について意見募集中 -
2024年03月19日
3億人の年金をどう確保するか(中国)。【アジア・新興国】中国保険市場の最新動向(62)
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年02月19日
News Release
-
2023年07月03日
News Release
-
2023年04月27日
News Release
【10月ECB政策理事会:インフレ警戒後退、利下げに布石】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
10月ECB政策理事会:インフレ警戒後退、利下げに布石のレポート Topへ