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日銀短観(9月調査)予測~大企業製造業・業況判断DIは6ポイント悪化の▲1に、03年以来のマイナスへ

総合政策研究部 常務理事 チーフエコノミスト・経済研究部 兼任 矢嶋 康次
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- 10月1日発表の日銀短観(9月調査)は前回6月調査に比べ、原油価格の落ち着きとった好材料はあるものの、交易条件が引き続き厳しい状況が続いており、企業の体力消耗が激しくなってきている。企業のマインドは大きく悪化、経営計画などの見直しが図られることは必至。
- 業況判断DIは、足元・先行きとも大幅悪化となるだろう。注目度が高い大企業製造業が▲1と前回調査から▲6ポイントの悪化と03年以来のマイナスに転じると見込む。大企業非製造業は5と前回調査から▲5ポイントの悪化となるだろう。
- 2008年度の設備投資計画(全規模・全産業)は6月調査より1.5%上方修正(前年度比0.1%)されるだろう。9月調査は例年、6月調査に比べて上方修正されるというクセがある。今回上方修正されるが、厳しい経営環境のもと、投資案件の先送り・見送りが相次ぐことになり修正幅は小さいと見込む。
- 今回の短観は大企業製造業DIのマイナスへの悪化、設備・収益・売上計画などの下方屈折など景気後退局面を裏付ける内容となるだろう。
(2008年09月19日「Weekly エコノミスト・レター」)
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03-3512-1837
- ・ 1992年 :日本生命保険相互会社
・ 1995年 :ニッセイ基礎研究所へ
・ 2021年から現職
・ 早稲田大学・政治経済学部(2004年度~2006年度・2008年度)、上智大学・経済学部(2006年度~2014年度)非常勤講師を兼務
・ 2015年 参議院予算委員会調査室 客員調査員
矢嶋 康次のレポート
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