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- 岩田副総裁講演(2/7)~メンバーが替わればそれなりに決定内容も変化がある
■見出し
・講演:最大の不確実性は国際金融市場の動揺がまだ沈静化していないこと
・会見:メンバーが替わればそれなりに決定内容も変化がある
■introduction
岩田副総裁が2/7日に公演・会見を行った(高知県金融経済懇談会)。
日本経済の先行きについて「米景気後退リスクが高まり、世界経済の成長率が減速する中で、日本の輸出が急速に減速したり、原油価格がさらに大幅に上昇する場合は、潜在成長率への復帰が遅れる可能性がある」と懸念を表明した。しかし一方で、「同時に考えなければならないのは、現在の成長率の減速は一時的な要因によるところが大きいという判断を基本的にしていることだ」とも語った。
米国経済については、「今出ている数字はあまり良くない」と指摘したが、先行きについては「5、6月には財政政策が景気下支えとして働く。金融政策も昨夏から金利を下げており、年半ばにはプラスの方向に効いてくる」と財政金融政策により大きな後退にはならないとの認識を示した。
正副総裁人事については「政策委員の3分の1が代わるということがあれば、それなりの変化がありうる」とし「これから決まる結果次第だ」と述べた。
9日に東京で開くG7財務相・中央銀行総裁会議については「それぞれの国が状況に応じて最も適切な対応を取るということが正しい処方箋ではないか」との認識を示した。
(2008年02月08日「経済・金融フラッシュ」)
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03-3512-1837
- ・ 1992年 :日本生命保険相互会社
・ 1995年 :ニッセイ基礎研究所へ
・ 2021年から現職
・ 早稲田大学・政治経済学部(2004年度~2006年度・2008年度)、上智大学・経済学部(2006年度~2014年度)非常勤講師を兼務
・ 2015年 参議院予算委員会調査室 客員調査員
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