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亀崎審議委員講演(12/26)~好循環メカニズムは、このところ幾分弱まっている
総合政策研究部 研究理事 チーフエコノミスト・経済研究部 兼任 矢嶋 康次
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■見出し
・講演:足もと景気に減速感
・会見:現状は金利を引き下げる必要はない
■introduction
亀崎審議委員にとって今年4月に就任以来、初めての公演・会見が12/26日に行われた(神奈川県金融経済懇談会)。
現状の景気については、「足許景気にはやや減速感が出ている。生産・所得・支出という好循環メカニズムは、このところ幾分弱まっている」と述べた。
先行きの金融政策運営については、「実勢より低過ぎる金利は将来に危険性をはらんでいる、これはタイムリーに金利を上げていかなければならない」と述べる一方、「米国景気の減速、あるいは米欧金融市場の混乱、原油価格の高騰、更には国内の住宅投資の動向などが実体経済に与える影響には、不確実性が出てきている。今後の金融政策運営は、予断を持つことなく、総合的な観点から判断していきたい」と述べた。
初めての公演・会見で亀崎委員は、「全米50州の売上税と個人消費の高い連動性」などの独自の視点・分析などを披露した。筆者は今後公演の回数が増えていけば、亀崎委員の独自の意見がかなり色濃くでてくるのではとの感想を持った。
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