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中村審議委員講演(11/22)~サブプライム問題が完全に解決するには、相当の時間を要する
総合政策研究部 常務理事 チーフエコノミスト・経済研究部 兼任 矢嶋 康次
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■見出し
・講演:住宅など慎重な言及が目立つ
・会見:サブプライム問題は当初想定よりも多少時間を要しており、影響も拡大
■introduction
中村審議委員にとって今年4月に就任以来、初めての公演・会見が11/22日に行われた(広島県金融経済懇談会)。
現状の経済は、「全体としてみれば、これまでの経済・物価情勢の見通しに概ね沿って推移している」としたが、
・ 米サブプライムローン問題について「サブプライム住宅ローン問題が完全に解決するには、相当の時間を要する」
・ 金融市場について「実態はもう少し早く分かるのではないかと思っていたが、当初考えていたよりも多少時間を要しており、これは影響の範囲が大方の予想よりも少し拡がっている現れではないか、という気がしている」
・ 国内経済について、家計部門・住宅部門について慎重な見方を示している。
などダウンサイドを意識した内容となっていた。
中村審議委員の見解は、日銀執行部のコンセンサスに近いと筆者は見ており、市場の悲観論までは行かないまでも、日銀もだいぶ慎重な見方に傾いてきていると感じられる内容であった。
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