- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 金融・為替 >
- 金融政策 >
- 金融政策・市場の動き(9月)~ECBも見送り、日銀も様子見
金融政策・市場の動き(9月)~ECBも見送り、日銀も様子見
総合政策研究部 研究理事 チーフエコノミスト・経済研究部 兼任 矢嶋 康次
このレポートの関連カテゴリ
- (金融政策)市場の関心はサブプライム問題の実体経済への影響に移ってきている。現段階では実体経済への悪影響は限定的との見方。ただし下振れリスクも高まってきているのも事実で、特に米雇用情勢は今後要注意だ。FRBの9月利下げは濃厚、今回利下げは予防的なものとの説明がなされるだろう。今後、景気悪化への対応とのニュアンスが発言等から読み取れることになれば、連続的に利下げする可能性も高い。日銀の利上げは10月以降となった。10月以降の利上げ決断は、ECBの動向に大きく左右されるだろう。
- (長期金利)米長期金利の動きを受けて、低位での推移となるだろう。緩やかに上昇に動き出すのは、FRBの追加利下げ観測が遠のく年末にかけてで、その頃は、国内景気の再加速、賃金の上昇などが見え始め、日銀の連続利上げへの思惑が徐々に高まり、上昇ピッチも少し早まるだろう。
- (為替)当面、ボラティリティーが引き続き高い展開を予想する。ただし、サブプライム問題に対する情報が増え始め、市場の疑心暗鬼も徐々に減じる年末頃には、一旦ドルが買い戻される動きとなるだろう。
このレポートの関連カテゴリ

03-3512-1837
ソーシャルメディア
新着記事
-
2021年03月03日
インド経済の見通し~制限緩和と感染改善を受けて3期ぶりのプラス成長、今後はワクチン普及につれて景気回復が安定的に(2020年度▲7.4%、2021年度+10.1%) -
2021年03月03日
コロナ禍におけるアイドルの握手会の変化 -
2021年03月03日
20年を迎えた介護保険の再考(22)感染症対策や災害対策-新型コロナ禍や豪雨で課題浮き彫りに、2021年度改定で焦点に -
2021年03月03日
受託者責任とステークホルダーの理解 -
2021年03月03日
年金資産の期首・期末残高調整表から読み解く年金資産運用
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2021年01月21日
News Release
-
2020年10月15日
News Release
-
2020年07月09日
News Release
【金融政策・市場の動き(9月)~ECBも見送り、日銀も様子見】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
金融政策・市場の動き(9月)~ECBも見送り、日銀も様子見のレポート Topへ