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- 日銀短観(6月調査)予測~横ばい圏内の動き
2007年06月19日
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- 7月2日発表の日銀短観(6月調査)では、大企業・製造業の業況判断DIが24と前回3月調査から1ポイントの改善、大企業・非製造業の業況判断DIは22と前回から変化なしと予想する。
- 今回調査は、前回3月調査対比で、日経平均株価で1000円高、円ドルレートで5円以上・円ユーロで10円近くの円安水準にある。また米国経済の先行き不透明感が大きく払拭されるなど、企業マインドの回復に期待がもてる状況にある。
- ただし、もともと回復が長期にわたり業況判断DIが高水準にあるため大きな改善を示すことは期待しにくい。その上、IT在庫の積み上がり、自動車産業を中心に輸出が鈍化し生産に一服感があること、長期金利の上昇などが景況感の下ぶれに働くため、改善幅は限定的で、全体としてはほぼ横ばい圏内との結果になると予想する。
- 2007年度の設備投資計画は全規模・全産業で前年比6.2%と前回3月調査よりも6.5ポイント上方修正されるだろう。非製造業、中堅中小への設備投資の裾野の広がりも確認できる結果となると予想する。
(2007年06月19日「Weekly エコノミスト・レター」)
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経歴
- ・ 1992年 :日本生命保険相互会社
・ 1995年 :ニッセイ基礎研究所へ
・ 2021年から現職
・ 早稲田大学・政治経済学部(2004年度~2006年度・2008年度)、上智大学・経済学部(2006年度~2014年度)非常勤講師を兼務
・ 2015年 参議院予算委員会調査室 客員調査員
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