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- 残る不安定化の根~2次QE後経済見通し
2007年03月14日
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- 10-12月期のGDP(2次速報)は、実質成長率が前期比1.3%(年率5.5%)となり、11月発表の1次速報(前期比1.2%、年率4.8%)から若干上方修正された。消費の持ち直し、設備投資の伸びから内需中心の高成長となった。
- 2006年度の実質成長率は2.1%となり、前回の見通しよりも若干高まると見込まれるが、2007年度、2008年度の成長率は前回見通しと同じである。10-12月期の米国の経済成長率は大幅に下方修正されたが、年末に向けて再加速していき、日本も次第に成長率が高まるという姿の見通しも変わらない。
- 2月末の中国株下落に端を発した世界的株価下落や、円キャリー・トレードの解消による円高は一度は落ち着きを見せた。しかし、米国の家計貯蓄率のマイナスや大幅な経常収支赤字がもたらす不均衡は続いており、市場の不安定化の根は残っている。
(2007年03月14日「Weekly エコノミスト・レター」)
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