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- いざなぎ超え後の景気~2006・2007年度経済見通し
2006年11月17日
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- 景気は2002年1月を底に回復を続けており、拡張期間は11月で戦後最長であった「いざなぎ景気」を超える58ヶ月となった模様である。景気拡大期間は長いものの、平均成長率が低いなどのため、回復実感に乏しいものとなっている。
- 7-9月期の実質経済成長率は前期比0.5%(年率2.0%)となった。成長率は4-6月期の前期比0.4%から高まったが、消費の減少で民需中心から外需依存の成長となった。賃金上昇率が低く、経済成長の主役が設備投資から消費へと転換するのが遅れている。
- 2007年度は、前半は米国経済の減速から輸出、設備投資の伸びが低下し、日本の経済成長率も低下するものの、後半には米国経済の持ち直しから輸出が増加し景気拡大が持続しよう。実質成長率は2006年度が2.3%、2007年度は1.7%と予想する。米国経済の急減速やドルの急激な下落がリスク要因である。
(2006年11月17日「Weekly エコノミスト・レター」)
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