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本稿では、消費の購入プロセス(ヒューリスティクス)により消費者を類型化し、取引金融機関との関係性等、実際の金融行動や意向について、差異を検証した。
その結果、既存の取引にこだわらず、積極的に金融商品や金融機関を選択していく「商品-機関型」の消費者は半数近くを占めていることが明らかとなった。
このような消費者に対しては、商品の独自性や優位性を強調していくなど、他金融機関へのスイッチを防ぐ顧客維持戦略の再構築が必要となろう。
(2006年01月25日「基礎研マンスリー」)
井上 智紀
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