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2005年11月18日
- 2004年6月以降に利上げに転じた米国と、2003年6月から政策金利の据え置きが続くユーロ圏との金利差の拡大は、ドル高ユーロ安の一因となってきた。
- 10月以降、ECBによる利上げへの地ならしと受け取れる発言が相次ぐようになっている。7~9月期のGDP統計で、域内全体での景気の再加速と景気低迷国の回復が軌道に乗りつつあることが確認されるなかで、域内のインフレ率の方向の差も解消しつつあり、早期利上げの可能性は高まっている。
- ECBが政策金利正常化への第一歩を踏み出しても、景気回復のテンポが緩やかなこと、景気低迷国の回復は外需依存の度合いが高く環境変化に弱いこと、政策変更による下振れリスクへの警戒が必要なことなどから、利上げのペースは抑えられ、欧米間の金利差と金融政策の温度差を理由とする、ユーロ安ドル高基調は当面持続するであろう。
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