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- 低迷続く景気~2005・2006年度経済見通し
2005年02月21日
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- 10-12月期の実質経済成長率は前期比▲0.1%で、4-6月期から3四半期連続でマイナス成長となった。堅調と見られてきた消費も、7-9月期に引き続き減少となっており、景気の低迷は明らかである。
- 海外経済の減速や円高によって輸出が鈍化する可能性が大きく、国民負担の増加による消費の伸び鈍化が懸念される中では、外需の落ち込みを国内需要がカバーして景気拡大を続けることは難しい。景気は2005年度に入っても低迷状態が続き、2005年度の成長率は実質0.3%、名目は▲0.4%のマイナスとなるだろう。
- バブル崩壊後の日本経済を悩ませてきた、雇用、債務、設備の3つの過剰問題は大きく改善している。このため2005年度の調整は深いものとはならず、2005年度末ころには調整が終了して景気は回復に向かい、2006年度の成長率は実質0.9%に高まろう。
(2005年02月21日「Weekly エコノミスト・レター」)
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