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- デフレで高まる実質成長率~2004年度経済見通し
2003年11月19日
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- 景気はイラク戦争、SARSや冷夏などによる一時的な停滞を乗り越えて、再び回復を続けていると見られる。2003年度は実質2.6%成長、名目では▲0.1%となろう。
- 2004年度は、円高の影響が次第に顕在化し、税・社会保険料負担の増加などから後半に向けて景気拡大速度が低下するだろう。実質成長率は1.8%となるが、デフレは継続し、名目成長率は▲0.7%となろう。円高がさらに進めば景気後退に陥る恐れもある。
- 実質成長率は設備投資デフレーター変化率の下方バイアスなどのために上振れている可能性があり、これを考慮すれば景気回復力は強いとは言えない。2004年度に急激な家計負担増や歳出削減を行うことは避けるべきである。経済構造変化の加速に対応し、GDP統計は連鎖方式の採用や基準改定の早期化などを検討することが必要である。
(2003年11月19日「Weekly エコノミスト・レター」)
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