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- 強まる景気後退色~2003年度改定経済見通し
2003年05月22日
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- 2002年度の実質成長率は1.6%となり、2001年度のマイナス1.2%から実質成長率は高まったが、名目ではマイナス0.7%と2001年度に続きマイナス成長となった。GDPデフレーターの下落幅は拡大しており、デフレはむしろ深刻化している。
- これまで景気を支えてきた外需と消費が息切れし、2003年度は景気後退に陥るだろう。実質成長率は0.3%に低下し、デフレ状況の改善は見込めないため、名目成長率はマイナス1.5%へとマイナス幅が拡大すると予測される。
- 厚生年金基金の代行返上に伴なう株の売却抑制など需給対策は、一時的にせよ景気悪化と株価下落の悪循環を止める効果が期待できる。この間にデフレを防止するため、金融政策に偏った経済政策の是正を急ぐべきである。
(2003年05月22日「Weekly エコノミスト・レター」)
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