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■目次
1. 公民間の利用格差
2. 公民格差の背景
3. 介護保険導入で期待される格差改善
■introduction
老人ホームには、公的施設と民間施設がある。在居者数について比較すると、公的施設の利用者が30.5万人と圧倒的に多く、民間施設(1.9万人)の16倍にも及ぶ。また入居率をみても、96%以上の状態が続く公的施設に対し、民間施設は70~80%で推移している(図表-1)。
公的施設については特別養護老人ホームを中心に入居のための順番待ちが日常化しており、供給が需要に追いついていない。これに対し、民間施設に対する需要は、低価格でも多い公的施設の存在によってクラウドアウト(公共部門の経済活動による代替的・競合的な民間経済活動の締め出し)されている面もあるといえよう(図表-2)。
(1997年05月25日「基礎研マンスリー」)
郷 一尚
郷 一尚のレポート
| 日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
|---|---|---|---|
| 2000/03/01 | 米国専門人材育成システムから得られるインプリケーション-金融業界を中心に- -金融業界を中心に- | 郷 一尚 | ニッセイ基礎研所報 |
| 1999/06/25 | 専門人材の最大活用をめざす米国企業の人事戦略 | 郷 一尚 | 基礎研マンスリー |
| 1998/10/13 | 介護サービスにおける公と民の役割に関する経済分析 | 郷 一尚 | ニッセイ基礎研所報 |
| 1998/01/25 | 欧米で進む介護サービスへの市場メカニズム導入-国際比較にみるわが国の課題 | 郷 一尚 | 基礎研マンスリー |
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