2016年10月18日

生命保険市場の基礎データ(2015年版)【アジア・新興国】中国保険市場の最新動向(22)

保険研究部 准主任研究員   片山 ゆき

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■要旨
 
  • 2015年の中国の生命保険の収入保険料は前年比25.0%増の1兆6228億元で、約30兆円規模であった。収入保険料の増加率が20%を超えたのは、直近では2010年以来である。収入保険料の規模はこれまでで最大となった

  • 商品構成(収入保険料ベース)は、無配当保険が全体の42.4%を占め、構成比においては初めて有配当保険(40.5%)を上回った。また、販売チャネルは、個人代理人が47.5%、銀行窓販が41.7%を占めた。

  • 中国の生命保険市場は、国内系生保の市場占有率が高い。保険会社の総数は74社(国内系:46社、外資系:28社)で、収入保険料ベースでは、国内系生保が全体の93.8%を占めた。
     
  • 資産運用残高はおよそ11兆元、およそ205兆円規模であった(生損保合計)。運用は債券(34.4%)、銀行預金(21.8%)といった安全性の高い資産運用に軸足を置いている。ただし、金利の低下等から、インフラ関連の金融商品や理財商品など利回りの高い商品への投資も増加した。
■目次

1-生保収入保険料の推移
2-商品構成の推移〔収入保険料ベース〕
3-販売チャネル構成の推移〔収入保険料ベース〕
4-保険金・給付金等の支払いの推移
5-主要な保険会社〔2015年・国内系/外資系上位5社〕
6-資産運用状況〔2015年・生損保合計〕
7-保険の普及状況〔2015年・生損保合計〕
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保険研究部   准主任研究員

片山 ゆき (かたやま ゆき)

研究・専門分野
中国の保険・年金・社会保障制度

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