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好機は諦めた頃にやってくる?-個人投資家の見通しとその後の株価
金融研究部 主任研究員・年金総合リサーチセンター・ジェロントロジー推進室・ESG推進室兼任 高岡 和佳子
【旅の顛末】
【株価反転も諦めた頃にやってくる?】
しかし、直前の市況が悪かった時点1に限定すると見え方が変わる(右下図)。直前の市況が悪かったのに、依然として楽観的な見通しが支配的な状況(青囲部分)において、株価反転局面は訪れない。それに対して、悲観的な見通しが支配的な状況では、50%以上の割合(青囲外に占める赤囲部分の割合)で株価が反転している。もちろん、悲観的になると必ず反転局面が訪れるわけではないが、好機(株価反転局面)は諦めた頃(悲観的になったとき)にやってくることを示してしている。
これと関連して、ニッセイ基礎研究所 基礎研レポート(2016年6月6日)『株価の振る舞いに変化?(1)』では、投資家心理を反映するといわれる恐怖指数とその後の株価との関係について書いた。ご興味のある方は、お読みいただければ幸いである。
1 2007年1月~2016年2月のアンケート結果のうち、直前3ヶ月の市況が悪い方から3分の1に相当する時点を抽出
03-3512-1851
(2016年06月20日「研究員の眼」)
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