- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- 米国経済 >
- 米経済の動向~雪融けの住宅市場、回復指向強めるか?
2012年05月18日
<米国経済の概況:欧州問題の再燃が警戒要因に>
- 1-3月期GDPが年率2.2%と低下、4月雇用者が連月で増加幅を縮め、小売売上高が前月比0.1%の伸びに留まるなど、弱めの指標が発表されるなか、ギリシャの再選挙など欧州問題が再燃、米景気の先行きへの警戒を強める状況となっている。経済指標の減速には暖冬の影響の剥落などの要因もあり、国内経済の回復基調は概ね維持されていると思われるが、欧州問題については昨年も市場が混乱を見せるなど、その行方が注目される。
<住宅市場の動向:販売市場は改善見せるも抵当処分在庫等の処理は長期化>
- 1-3月期住宅投資が前期比年率19.1%増と2四半期連続で二桁増を見せ、最近の住宅販売指標は概ね回復への動きを見せている。ただし、暖冬要因も大きく、今後季節的に住宅需要期に入る中で堅調を維持できるか、需要の強さが試されよう。
- 一方、差し押さえ率は高止まりの状況にある。差し押さえの予備群とも言える長期の延滞物件は依然多く、今後も市場への圧迫が続こう。住宅需要の回復進行とともに長期間を要して処理されていくものと思われる。
このレポートの関連カテゴリ
土肥原 晋
研究・専門分野
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年05月24日
職場におけるストレスチェックの現状~ストレスチェックの効果検証と、小規模事業所の実施や集団分析の実施が議題に -
2024年05月24日
「名古屋オフィス市場」の現況と見通し(2024年) -
2024年05月24日
消費者物価(全国24年4月)-コアCPIの伸びは2ヵ月連続で鈍化したが、電気代の値上げで5月に上昇率が急拡大する見込み -
2024年05月24日
新卒者の就職難(中国) -
2024年05月23日
Japan's Economic Outlook for Fiscal Years 2024 and 2025 (May 2024)
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年04月02日
News Release
-
2024年02月19日
News Release
-
2023年07月03日
News Release
【米経済の動向~雪融けの住宅市場、回復指向強めるか?】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
米経済の動向~雪融けの住宅市場、回復指向強めるか?のレポート Topへ