- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 社会保障制度 >
- 介護保険制度 >
- 同時改定の功罪
■見出し
1--------6年に1回のイベント
2--------同時改定への期待
3--------同時改定の「功」と「罪」
■introduction
医療保険制度・介護保険制度に関するここ1~2年の話題といえば2012年4月に予定される診療報酬と介護報酬の同時改定であろう。診療報酬(医療のサービス単価)は2年ごとに、介護報酬(介護のサービス単価)は3年ごとに単価水準や算定ルールの見直しが行われ、このズレによって6年に1回のペースで両者の改定が同時期になる(図表-1)。
報酬改定は“第二の制度改正”とも言われ、医療保険制度、介護保険制度に大きな影響を与えるものである。サービス単価やルールの見直しは、患者・利用者の受療・利用行動を、また、医療機関や介護事業者等の供給パターン・供給力を変えてしまう要素を持つ。極端な例を挙げれば、受給の面では、自己負担との兼合いから「受診をひとまず我慢する」、支給限度額との関係から「より安価なサービスに切り換える」、また、供給の面では、1日あたり入院費の下がる長期入院を嫌って「無理な段階で退院を求める」、十分な看護スタッフを確保できず「医療対応を要する利用者を受け入れない」などである。では、同時改定が注目される理由は何か。
阿部 崇
研究・専門分野
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年05月15日
国内株式の逆張り投資は健在~2024年4月の投信動向~ -
2024年05月15日
SNSの「なりすましアカウント」に関する一考察 -
2024年05月15日
Investors Trading Trends in Japanese Stock Market:An Analysis for April 2024 -
2024年05月15日
英国雇用関連統計(24年4月)-賃金上昇圧力は根強い -
2024年05月14日
インド消費者物価(24年4月)~4月のCPI上昇率は僅かに低下、11カ月ぶりの水準に
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年04月02日
News Release
-
2024年02月19日
News Release
-
2023年07月03日
News Release
【同時改定の功罪】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
同時改定の功罪のレポート Topへ