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介護保険制度の実施以降、特別養護老人ホームへの入所希望が急増している。入所に何年も待つことも珍しくない。入所までに時間がかかることが分かっているため、重度になった場合の保険として特養への入所を申し込む現象が現れている。
その結果、入所申し込みがさらに増え、ますます待ち期間が長くなると言う悪循環に既に陥っている。本稿では特養の機能と存在意味を再度考察し、21世紀型の特養を描いてみた。
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岸田 宏司
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