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■intrduction
アジア諸国が世界のIT革命から受けた直接的な恩恵として、IT関連財の輸出増という点が指摘されている。これを経済危機前後の動きに限ってみると、ITによる輸出増加という恩恵も、国ごとにその程度に格差があり、総じてNIESなどの先進的な地域でより多くの恩恵を受けたことが確認される。また、やや長期でみると、IT関連財の生産にシフトすることで、域内分業が進み、中間財の取引を通じた域内貿易の相互依存がより深化していったことが確認される。
末廣 譲凡
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