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■見出し
1.はじめに
2.証券取引所開設までの経緯
3.中国の株式市場の概要
4.外国人投資
5.問題点と今後の課題
6.おわりに
■はじめに
1990年末から1991年にかけて上海証券取引所と深川証券取引所が社会主義国家中国に相次いでオープンされた。オープン当初は外国人投資家による中国株式の購入は解禁されていなかったが、1992年2月に上海・深?の両市場で外国人投資家のみに購入を認めたB株が発行されるようになった。
両市場ともにオープン以来非常に活況で、若干の過熱感はあるものの概ね成功を収めていると言えよう。オープン後日が浅くこれから解決していくべき課題も多数あるのはもちろんだが、進行していく中国の改革開放政策とともに中国の株式市場は発展していくものと期待されている。
本稿では、中国で証券取引所が開設されるまでの経緯についての簡単な説明、中国の株式市場の概略の紹介、中国の株式市場が抱える問題点の説明を行いたい。但し、中国の株式市場は制度面でも実態面でも急速に動いており、本稿の内容が現状と異なっている場合もあると思われるのでご留意いただきたい。
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