2024年10月15日

中国、定年延長と課題【アジア・新興国】中国保険市場の最新動向(65)

保険研究部 主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任 片山 ゆき

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■要旨

中国では2025年1月から定年退職年齢の段階的な引き上げを開始する。ただし、それが本人の希望を優先する任意である点に留意が必要だ。就労期間の延長、労働人口の増加、年金財政の改善のため、積年の課題となってきた定年延長であるが、来年以降、順調に進むのであろうか。

■目次

1――定年延長は本人の希望に基づく「任意」
2――検討・試行を経て、延長のペースも緩やかに
3――注目すべきはむしろ受給資格期間の延長
4――就業率は3割以下という現状

(2024年10月15日「保険・年金フォーカス」)

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保険研究部   主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任

片山 ゆき (かたやま ゆき)

研究・専門分野
中国の社会保障制度・民間保険

経歴
  • 【職歴】
     2005年 ニッセイ基礎研究所(2022年7月より現職)
     (2023年 東京外国語大学大学院総合国際学研究科博士後期課程修了) 【社外委員等】
     ・日本経済団体連合会21世紀政策研究所研究委員
     (2019~2020年度・2023年度~)
     ・生命保険経営学会 編集委員・海外ニュース委員
     ・千葉大学客員教授(2024年度~)
     ・千葉大学客員准教授(2023年度) 【加入団体等】
     日本保険学会、社会政策学会、他
     博士(学術)

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