2024年03月28日

高齢者就業への期待と課題(中国)

保険研究部 主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任 片山 ゆき

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■要旨

中国でも長寿化が進展しており、それに伴って長寿リスクも顕在化している。特に都市部では老後の生活の収入源として公的年金への依存度が高く、就業率は低い。政府は特に前期高齢者と位置付ける60-69歳の就業促進に期待を寄せているが、就業促進の前に解決すべき課題は多い。

■目次

1――現役の期間と老後の期間がそれほど変わらないという事態
2――60歳以上の高齢者の主な収入源は、都市は「年金」、農村部は「子どもなどからの仕送り」が
  最も多い。都市で仕事による収入を柱としているのは1割未満。
3――この20年で女性の就業率は低下
4――日本と中国の高齢者の就業状況
5――特に低い都市部の高齢者就業率
6――高齢者の雇用促進と課題
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保険研究部   主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任

片山 ゆき (かたやま ゆき)

研究・専門分野
中国の社会保障制度・民間保険

経歴
  • 【職歴】
     2005年 ニッセイ基礎研究所(2022年7月より現職)
     (2023年 東京外国語大学大学院総合国際学研究科博士後期課程修了) 【社外委員等】
     ・日本経済団体連合会21世紀政策研究所研究委員
     (2019年度・2020年度・2023年度)
     ・生命保険経営学会 編集委員・海外ニュース委員
     ・千葉大学客員准教授(2023年度~) 【加入団体等】
     日本保険学会、社会政策学会、他
     博士(学術)

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レポート紹介

【高齢者就業への期待と課題(中国)】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

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