- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 年金 >
- 公的年金 >
- 来年度の年金額を巡る20年来の課題
2022年11月04日
鬼に笑われるかも知れないが、来年度の年金額が気に掛かる。
公的年金の金額は、物価や賃金、加入者数、受給者の平均余命の変化を反映して見直される。このうち物価や賃金を反映する部分は、新規に受け取る年金額は賃金に、受給中の年金額は物価に連動するのが原則である。
この原則は2000年の改正で導入された仕組みがベースになっているが、改正後は特例措置や経過措置等が適用されてきた。その結果、新規に受け取る年金と受給中の年金が同じ率で改定される状況が続いている。
だが足下を見ると、来年度の年金額の見直しでは原則が適用され、新規に受け取る年金と受給中の年金が異なる率で改定されそうな状況になっている。
これまでは「来年度の年金は○%増(減)」という単純な説明が可能だったが、来年は丁寧さと簡潔さを両立する説明が求められるだろう。
公的年金の金額は、物価や賃金、加入者数、受給者の平均余命の変化を反映して見直される。このうち物価や賃金を反映する部分は、新規に受け取る年金額は賃金に、受給中の年金額は物価に連動するのが原則である。
この原則は2000年の改正で導入された仕組みがベースになっているが、改正後は特例措置や経過措置等が適用されてきた。その結果、新規に受け取る年金と受給中の年金が同じ率で改定される状況が続いている。
だが足下を見ると、来年度の年金額の見直しでは原則が適用され、新規に受け取る年金と受給中の年金が異なる率で改定されそうな状況になっている。
これまでは「来年度の年金は○%増(減)」という単純な説明が可能だったが、来年は丁寧さと簡潔さを両立する説明が求められるだろう。
このレポートの関連カテゴリ
(2022年11月04日「ニッセイ年金ストラテジー」)
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年04月30日
今週のレポート・コラムまとめ【4/23-4/26発行分】 -
2024年04月26日
ドイツの産業空洞化リスク-グローバル化逆回転はドイツへの逆風、日本への追い風か?- -
2024年04月26日
米GDP(24年1-3月期)-前期比年率+1.6%と前期から低下、市場予想の+2.5%も大幅に下回る -
2024年04月26日
滞留するふるさと納税 -
2024年04月26日
EUのDMA関連調査開始決定-GAFAそれぞれの問題を指摘
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年04月02日
News Release
-
2024年02月19日
News Release
-
2023年07月03日
News Release
【来年度の年金額を巡る20年来の課題】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
来年度の年金額を巡る20年来の課題のレポート Topへ