2021年08月02日

カナダの生命保険会社に対する資本規制を巡る動向-OSFI(金融機関監督庁)の対応-

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■要旨

カナダの保険監督当局であるOSFI(Office of the Superintendent of Financial Institutions:金融機関監督庁)は、カナダの連邦制によって規制された金融機関と年金制度の健全性規制及び監督に対して責任を負うカナダ政府の独立機関だが、昨今の国際的な保険資本規制であるICS(保険資本基準)策定の動きや国際的な保険会計基準であるIFRS第17号(保険契約)の策定を受けて、カナダの資本規制の見直しを検討している。

今回のレポートでは、OSFIによる最近のカナダにおける資本規制見直しを巡る動きについて報告する。

■目次

1―はじめに
2―カナダの資本規制の現状
  1|LICATについて
  2|LICATの概要
  3|最低及び監督上の目標比率
3―OSFIによる今回の提案
  1|LICATに対する提案の概要
  2|MCTに対する提案の概要
  (参考)OSFIのこれまでの取組
  3|今後のスケジュール
4―OSFI Life Risk Management Seminar
5―まとめ
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中村 亮一

研究・専門分野

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レポート紹介

【カナダの生命保険会社に対する資本規制を巡る動向-OSFI(金融機関監督庁)の対応-】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

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