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EIOPAがソルベンシーIIの2020年レビューに関する助言のためのタイムテーブルを変更-新型コロナの影響で6月末から12月末へ-
中村 亮一
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ソルベンシーIIに関しては、レビューの第2段階として、ソルベンシーIIの枠組みの見直しが2021年までに行われる予定となっており、その検討が既にスタートしている。欧州委員会は、EIOPA(欧州保険年金監督局)に対して、2019年2月11日に指令2009/138/EC2(ソルベンシーII)のレビューに関する助言要請を行った。これを受けて、EIOPAが検討を進めていたが、2019年10月15日に、ソルベンシーIIの2020年レビューにおける技術的助言に関するコンサルテーション・ペーパー(以下、「今回の CP」という)を公表した。
今回のCPに対しての関係者からのフィードバックの締切りは2020年1月15日となっていたが、 例えば、欧州の保険業界団体であるInsurance Europe(保険ヨーロッパ)はこれに関連して、欧州委員会に意見提出を行い、さらには、欧州保険会社のCFO 及びCRO の集まりであるCFO Forum 及びCRO Forumと共同で、1月15日に今回のCPに対する意見を提出している。
元々のタイムテーブルでは、EIOPA は、今回のCPに対するこうした利害関係者からの意見等も踏まえて、再検討を行い、6月30日までに欧州委員会に助言を行う予定となっていた。
■目次
1―はじめに
2―EIOPAによるタイムテーブルの変更
3―今回のタイムテーブル変更の影響
4―まとめ
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