- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 不動産 >
- 都市計画 >
- まちづくりレポート|大阪の農空間づくり-大阪府農空間保全地域制度による、協働型コモンズの形成
まちづくりレポート|大阪の農空間づくり-大阪府農空間保全地域制度による、協働型コモンズの形成

社会研究部 都市政策調査室長・ジェロントロジー推進室兼任 塩澤 誠一郎
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
2015年に成立した都市農業振興基本法(以下、基本法)では、第3条基本理念で、「都市農業が、農産物の供給の機能以外の多様な機能を果たしていることに鑑み、都市農地の活用保全が図られなければならない(第1項)」、「都市農業の振興施策は、都市住民をはじめとする幅広い国民の理解の基に推進しなければならない(第3項)」としている。
大阪府は、約10年前の2008年に「大阪府都市農業の推進及び農空間の保全と活用に関する条例」(以下、条例)を施行し、基本法を先取りする取り組みを行ってきた。本稿では、今後多くの都市において参考になるであろう、条例に基づく農空間保全地域制度を紹介する。
■目次
1――大阪独自の都市農業施策
1|大阪府都市農業条例制定
2|農空間保全地域制度の効果
2――農空間保全地域制度
1|農空間保全地域の指定から地域への働きかけ
2|農空間づくり協議会による農空間づくりプランの策定と実施
3|農空間づくりプランの意義
3――農空間づくりプランの事例
1|かうち地区農と自然を守る協議会
2|太平寺地区農空間保全活性協議会
4――農空間づくりを通じた協働型コモンズの形成
※本稿は2018年10月18日発行「基礎研レポート」を加筆・修正したものである。
(2019年07月18日「ニッセイ基礎研所報」)

03-3512-1814
- 【職歴】
1994年 (株)住宅・都市問題研究所入社
2004年 ニッセイ基礎研究所
2020年より現職
・技術士(建設部門、都市及び地方計画)
【加入団体等】
・我孫子市都市計画審議会委員
・日本建築学会
・日本都市計画学会
塩澤 誠一郎のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2025/07/08 | 住宅を社会的資産に-ストック型社会における住宅のあり方 | 塩澤 誠一郎 | 基礎研マンスリー |
2025/06/25 | 住宅を社会的資産に~ストック型社会における住宅のあり方~ | 塩澤 誠一郎 | 研究員の眼 |
2025/04/09 | 「計画修繕」は、安定的な入居確保に必須の経営手法~民間賃貸住宅における計画修繕の普及に向けて~ | 塩澤 誠一郎 | 基礎研レポート |
2024/08/13 | 空き家の管理、どうする?~空き家の管理を委託する際、意識すべき3つのこと~ | 塩澤 誠一郎 | 研究員の眼 |
新着記事
-
2025年07月10日
企業物価指数2025年6月~ガソリン補助金の影響などで、国内企業物価は前年比3%を割り込む~ -
2025年07月10日
ドイツの生命保険監督を巡る動向(2)-BaFinの2024年Annual ReportやGDVの公表資料からの抜粋報告(生命保険会社等の監督及び業績等の状況)- -
2025年07月09日
バランスシート調整の日中比較(後編)-不良債権処理で後手に回った日本と先手を打ってきた中国 -
2025年07月09日
貸出・マネタリー統計(25年6月)~銀行貸出の伸びが回復、マネタリーベースは前年割れが定着 -
2025年07月09日
景気ウォッチャー調査2025年6月~気温上昇で夏物商材の売れ行きが好調、現状判断DIは2ヵ月連続の上昇~
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2025年07月01日
News Release
-
2025年06月06日
News Release
-
2025年04月02日
News Release
【まちづくりレポート|大阪の農空間づくり-大阪府農空間保全地域制度による、協働型コモンズの形成】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
まちづくりレポート|大阪の農空間づくり-大阪府農空間保全地域制度による、協働型コモンズの形成のレポート Topへ