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- ロシア経済の見通し-1-3月期GDPは前年比1.3%増。当面は1%台の低成長が継続と予想
2018年07月06日
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■要旨
■目次
1――経済概況・見通し
・(経済概況) 1-3月期の実質GDP成長率は前年比1.3%増と緩やかな成長が継続
・(先行きのポイント) 原油価格の上昇がプラス材料。年金改革が懸念材料。
2――実体経済の動向
・(民間消費) 18年は堅調に推移するも19年に鈍化すると予想
・(政府消費) 緊縮的な財政政策の継続によって政府消費の伸びは限定的
・(総固定資本形成) 民間部門は堅調に推移すると予想するが下振れ懸念も
・(純輸出) 財輸出の拡大によって、改善傾向が続くと予想
3――物価・金融政策・為替の動向
・(物価・金融政策・為替)
インフレ率の緩やかな上昇に伴い、政策金利は当面据え置きと予想
- ロシアの1-3月期の実質GDP成長率は前年比1.3%増と、前期から加速した。3年ぶりのプラス成長となった17年から緩やかな成長が継続している。しかし、ロシア経済は力強さを欠いており、先行きは1%台の低成長が続くだろう。
- 18年については、堅調な原油価格に加えて、19年に予定されている付加価値税の税率引上げに伴う駆け込み需要が期待されるため、17年から加速するだろう。一方で、19年は駆け込み需要の反動と年金受給開始年齢の引上げが、民間消費に水を差すため、18年から減速すると見込まれる。
■目次
1――経済概況・見通し
・(経済概況) 1-3月期の実質GDP成長率は前年比1.3%増と緩やかな成長が継続
・(先行きのポイント) 原油価格の上昇がプラス材料。年金改革が懸念材料。
2――実体経済の動向
・(民間消費) 18年は堅調に推移するも19年に鈍化すると予想
・(政府消費) 緊縮的な財政政策の継続によって政府消費の伸びは限定的
・(総固定資本形成) 民間部門は堅調に推移すると予想するが下振れ懸念も
・(純輸出) 財輸出の拡大によって、改善傾向が続くと予想
3――物価・金融政策・為替の動向
・(物価・金融政策・為替)
インフレ率の緩やかな上昇に伴い、政策金利は当面据え置きと予想
(2018年07月06日「基礎研レター」)
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