- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- 経済予測・経済見通し >
- オーストラリア経済の見通し-1-3月期GDPは前期比1.0%増。18年以降は成長が加速
2018年06月08日
■要旨
オーストラリアの2018年1-3月期の実質GDP成長率は前期比1.0%増(季節調整値)と、前期の同0.5%増から加速し、景気拡大の世界最長記録を更新した。需要項目別では、内需は民間消費が減速したものの、外需の成長率寄与度がプラスに転じ、成長率を引上げた。
今後は、引き続き家計債務の積み上がりが民間消費の重石となるが、政府の消費やインフラ投資、企業の設備投資が加速し、2018年もプラス成長となるだろう。また、連邦政府が先日発表した減税とインフラ投資によって2018年以降は成長がさらに加速するだろう。
■目次
1――経済概況・見通し
・(経済概況) 1-3月期の実質GDP成長率は前期比1.0%増と加速
・(先行きのポイント) 減税とインフラ開発が中期的に景気を押し上げると予想
2――実体経済の動向
・(民間消費) 当面は賃金上昇率が鈍く、引き続き家計債務が重石に
・(政府消費) 財政収支は改善傾向。歳出は引き続き増加傾向
・(総固定資本形成) 民間部門・公的部門ともに投資は拡大
・(純輸出) 中国における鉄鉱石需要の鈍化が純輸出の押下げ要因
3――物価・金融政策の動向
・(物価・金融政策)短期的に大きな動きはないと予想
オーストラリアの2018年1-3月期の実質GDP成長率は前期比1.0%増(季節調整値)と、前期の同0.5%増から加速し、景気拡大の世界最長記録を更新した。需要項目別では、内需は民間消費が減速したものの、外需の成長率寄与度がプラスに転じ、成長率を引上げた。
今後は、引き続き家計債務の積み上がりが民間消費の重石となるが、政府の消費やインフラ投資、企業の設備投資が加速し、2018年もプラス成長となるだろう。また、連邦政府が先日発表した減税とインフラ投資によって2018年以降は成長がさらに加速するだろう。
■目次
1――経済概況・見通し
・(経済概況) 1-3月期の実質GDP成長率は前期比1.0%増と加速
・(先行きのポイント) 減税とインフラ開発が中期的に景気を押し上げると予想
2――実体経済の動向
・(民間消費) 当面は賃金上昇率が鈍く、引き続き家計債務が重石に
・(政府消費) 財政収支は改善傾向。歳出は引き続き増加傾向
・(総固定資本形成) 民間部門・公的部門ともに投資は拡大
・(純輸出) 中国における鉄鉱石需要の鈍化が純輸出の押下げ要因
3――物価・金融政策の動向
・(物価・金融政策)短期的に大きな動きはないと予想
このレポートの関連カテゴリ
神戸 雄堂
研究・専門分野
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年04月30日
今週のレポート・コラムまとめ【4/23-4/26発行分】 -
2024年04月26日
ドイツの産業空洞化リスク-グローバル化逆回転はドイツへの逆風、日本への追い風か?- -
2024年04月26日
米GDP(24年1-3月期)-前期比年率+1.6%と前期から低下、市場予想の+2.5%も大幅に下回る -
2024年04月26日
滞留するふるさと納税 -
2024年04月26日
EUのDMA関連調査開始決定-GAFAそれぞれの問題を指摘
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年04月02日
News Release
-
2024年02月19日
News Release
-
2023年07月03日
News Release
【オーストラリア経済の見通し-1-3月期GDPは前期比1.0%増。18年以降は成長が加速】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
オーストラリア経済の見通し-1-3月期GDPは前期比1.0%増。18年以降は成長が加速のレポート Topへ