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世界貿易が直面するリスク-保護主義よりも労働市場の再構築を
総合政策研究部 准主任研究員 鈴木 智也
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世界貿易機関(WTO)が4月12日に公表した貿易統計によれば、世界貿易量の伸び率は17年に前年比+4.7%となり、18年も世界経済の好調を背景として同+4.4%になると見込んでいる。しかし、足元の自由貿易体制は揺らいでおり、米中貿易戦争が世界貿易を減速させるリスクとなりつつある。
発端は米国のトランプ大統領による保護主義的な貿易政策の発表であったが、その背景には何があるのであろうか。その理由を、大統領の支持基盤となる人々の属性を明らかにすることで理解し、保護主義のもたらす悪影響について経済理論を用いて考える。
保護主義は、経済成長や雇用確保を実現する最良の手段とはならない。労働者が新たな産業に適応するように教育面の支援を強化していくことが重要なのである。
■目次
1――世界貿易の現状
1|世界貿易は17年に回復が鮮明に
2|商品貿易はアジア地域が牽引
3|商業サービス貿易も回復基調に
4|世界貿易は18年も好調を維持
2――保護主義というリスク、保護主義に駆り立てるもの
3――関税率引き上げの悪影響、保護主義は最良の選択肢ではない
4――労働市場の再構築を、必要なのは人材育成
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