2017年03月22日

ROE至上主義の罠-短命に終わったリキャップCBブーム

金融研究部 主席研究員 チーフ株式ストラテジスト 井出 真吾

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■要旨

2017年3月17日、東京証券取引所は、上場企業によるリキャップCB発行に関して注意喚起する文書を公表した。なぜ、金融庁・東証はこのような文書の公表に踏み切ったのか。そこには、ROE至上主義の罠ともいえるカラクリが見え隠れする。

■目次

1――はじめに
2――リキャップCB急増の背景
3――株価がプラス評価されるケースは減少
4――誰が得をして、誰が損失を被るのか?
5――まとめ

(2017年03月22日「基礎研レポート」)

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金融研究部   主席研究員 チーフ株式ストラテジスト

井出 真吾 (いで しんご)

研究・専門分野
株式市場・株式投資・マクロ経済・資産形成

経歴
  • 【職歴】
     1993年 日本生命保険相互会社入社
     1999年 (株)ニッセイ基礎研究所へ
     2023年より現職

    【加入団体等】
      ・日本証券アナリスト協会認定アナリスト

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