- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 不動産 >
- 不動産市場・不動産市況 >
- 不動産価格サイクルの先行的指標(2016年)~大半の指標がピークアウトを示唆~
不動産価格サイクルの先行的指標(2016年)~大半の指標がピークアウトを示唆~
増宮 守
このレポートの関連カテゴリ
- 取引ベースの不動産価格指数1の公表により、価格動向の把握が以前より早期に可能となり、一部で価格下落が確認された。
- 株価とJ-REIT価格はともに頭打ちとなっており、マイナス金利政策の導入による一時的なJ-REIT価格の上昇も、必ずしも不動産投資市場への資金流入を示唆するものではなかった。
- 不動産取引は件数、金額ともに減少し、明らかに不動産投資市場の活力は失われつつある。
- 東京の賃貸オフィス市場では、高水準のオフィス稼働率が横ばいで推移しており、新築ビル募集賃料やAクラスビル成約賃料が頭打ちしている。
- 海外の先行的市場では、ロンドンのオフィス価格指数がBrexitの影響から大きく下落するとみられ、また、香港のオフィス価格指数は高値圏で横ばいに推移している。
- 大半の指標が不動産価格サイクルのピークアウトを示唆しており、今後は価格下落がより明確になるとみられる。加えて、国債バブルといえる現在、長期の視点から、改めて将来の金利上昇局面での対応も検討しておきたい。
1 国土交通省「不動産価格指数(商業用不動産)、日本不動産研究所「不動研住宅価格指数」
■目次
1.はじめに
2.不動産価格データ
3.株価動向
4.不動産取引件数および金額
5.賃貸オフィス市場
6.海外市場動向
7.おわりに
このレポートの関連カテゴリ
増宮 守
研究・専門分野
ソーシャルメディア
新着記事
-
2021年04月16日
ドイツの民間医療保険及び民間医療保険会社の状況(2)-2019年結果- -
2021年04月16日
「名古屋オフィス市場」の現況と見通し(2021年) -
2021年04月15日
さくらレポート(2021年4月)~多くの地域で持ち直しているとの認識が維持されるも、一部地域は景気判断を引き下げ -
2021年04月15日
国民負担率は過去最高-高齢化を背景に、今後もさらに上昇するか? -
2021年04月15日
民間銀行が発行する紙幣
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2021年04月12日
News Release
-
2021年04月02日
News Release
-
2021年01月21日
News Release
【不動産価格サイクルの先行的指標(2016年)~大半の指標がピークアウトを示唆~】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
不動産価格サイクルの先行的指標(2016年)~大半の指標がピークアウトを示唆~のレポート Topへ