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- 中国経済:2015年2月の住宅価格~10ヵ月連続下落、最高値からの下落率7%弱
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○ 3月18日、中国国家統計局は2015年2月の住宅販売価格変動状況を発表、新築商品住宅の販売価格は2014年4月をピークに10ヵ月連続の下落となった。住宅価格が下落してきた背景には住宅販売が減少したことがある。販売不振で在庫が積み上がった不動産業者が値引き販売に走る一方、購入予定者はまだ下がると見て様子見姿勢を強めたためである。
○ 最高値から7%弱下落しただけでも、経営不安に陥る不動産業者がでてきており、さらに下落して2011-12年頃の水準(デッドライン)を下回ると、ここ数年で作られた殆どの住宅在庫が含み損を抱える恐れがある。但し、例年3月は住宅販売が回復することが多いのに加え、今年は2度に渡る利下げが実施された直後であるとともに、全国人民代表大会では積極的な財政スタンスが打ち出されたことから、3月以降の住宅価格の動きが注目される。
(2015年03月18日「経済・金融フラッシュ」)
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