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欧州経済見通し~ユーロ圏:強まるデフレ懸念。政策対応を強化/英国:GDPギャップ解消へ~
経済研究部 研究理事 伊藤 さゆり
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- 2014年のユーロ圏の実質GDPは0.8%と3年振りにプラス成長に転じる見通しだが、GDPギャップの縮小は殆ど進まず、デフレ懸念が強まった。15年入り後もしばらくは原油価格下落のため超低インフレが続き、インフレ期待の下振れが心配される。
- 15年は、ECBによる金融緩和の強化とこれに伴うユーロ安、EUの投資プロジェクトの始動、財政緊縮圧力の緩和、さらに最大の輸出相手国である米国経済の回復などから、実質GDPは前年比1.1%、16年は同1.6%に回復し、GDPギャップは徐々に縮小する。
- 2015年のインフレ率は平均1バレル=75ドル程度の原油価格が続くと想定した場合、年間で0.4%まで低下するが、16年はその反動とGDPギャップの縮小で1.6%まで回復しよう。
- 英国は内需主導で回復しているが、インフレ率は輸入物価の影響で鈍化しており、実質賃金のプラス転化が視野に入ってきた。15年の成長率は14年の3%を下回るものの、潜在成長率を上回り、GDPギャップの解消が見込まれる。BOEは7~9月期に利上げを開始、5月総選挙は二大政党離れ、EU離脱問題で市場の関心を集めよう。
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(2014年12月09日「Weekly エコノミスト・レター」)
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