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2014年06月10日
欧州経済見通し~ユーロ圏の回復はごく穏やかなペース~
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- ユーロ圏では13年4~6月期に景気後退局面を脱した後、ごく穏やかなペースでの回復が続いている。域内の成長・雇用格差は続き、全体にその水準は低いが、方向としては改善が見込まれる。
- 14年下期以降も、非常時モードの金融政策と財政緊縮圧力の緩和に支えられた内需の持ち直しが続き、成長率は14年が1.1%、15年が1.5%となろう。
- 広範な余剰の解消に時間を要するため、インフレ率は14年0.7%、15年1.1%と「2%以下でその近辺」の安定的水準を大きく下回る推移が続く。
- ECBの政策金利は6月の追加緩和で下限に達した。16年までの予測期間を通して主要オペ金利は0.15%の水準で維持、ユーロ高対応で非伝統的政策を拡大する場合も、国債買い入れは見送られよう。
- 5月の欧州議会選挙の結果が景気に及ぼす影響は限定的と見られる。
- 英国の1~3月期の実質GDPは前期比0.8%(前期比年率3.3%)で13年10~12月期の同0.7%(同2.7%)を上回り、高成長を維持した。2014年の年間の成長率は3.0%と世界金融危機後、最も高い水準が見込まれる。
- BOEの利上げ開始は、均衡失業率が定着し始める15年4~6月期となろう。

(2014年06月10日「Weekly エコノミスト・レター」)
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