2013年12月03日

最近の人民元と今後の展開(2013年12月号)

三尾 幸吉郎

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○ 11月の人民元は、基準値は米国ドルに対して上昇したものの現物実勢はほぼ横ばいで推移した。世界通貨を見渡すと、米国のQE3縮小の時期は遠くないとの見方が優勢となって、新興国通貨の多くが下落、横ばいに留まった人民元は相対的にやや割高となった。

○ 今月の人民元(現物実勢)は、米国経済は回復基調ながらも財政協議が山場を迎え、中国経済も回復基調だが景気指標の一部に陰りが見られることから、米中ともに長期金利の動意は乏しく、当面の人民元(現物実勢)は横ばい圏で推移すると予想している。
但し、中国の防空識別圏をめぐる問題が人民元相場にも影響する可能性が浮上してきた。

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